2023.06.09 12:03まつりの呼吸 ⑥言葉という鏡私は言葉というものが鏡に喩えられるのではないかと思うことがあります。私たちは自分の身体がどういう姿であるかを鏡をとおして知ります。しかし、実際にこの肉眼で直接自分の顔を見た人は古今東西誰一人としていません。自分の背中を直接見た人もいないでしょう。鏡や水面とか映るものが...
2023.06.06 12:20まつりの呼吸 ⑤メビウスの輪現代は意識によって作られる社会がどれほど管理社会となるかを教えてくれています。管理社会の特徴は人間を個人としてではなく数として見ること、データの一部として見ること、つまりは情報として見ることです。医者が患者を診ずにパソコンだけを見て対応するように、また、核もミサイルも...
2023.06.03 08:57まつりの呼吸 ④矛盾と葛藤と摩擦「この世界は矛盾だらけじゃないか」と多少の苛立ちを含めて社会を見る人がいます。矛盾というのは二元的世界観の象徴のようなところがあります。光と闇から始まって陰と陽、有と無、聖と俗、男と女、生と死、善と悪、引力と斥力、プラスとマイナスなど、二元性は数え上げれば切りがあ...