からだはうすの「活性化の呼吸法」
活性化の呼吸法のやり方は極めて単純です。喚起的な音楽に乗って全身を使って深く大きな、日常生活では行うことのないダイナミックな呼吸を続けていきます。初心者はすぐに手足の痺れや硬直感に見舞われますが、止めずに呼吸を続けることでそれらはなくなります。呼吸を続けるコツは身体を動かして息がし易い体勢をキープすることです。
呼吸に集中することで通常の意識状態に変化が訪れます。この呼吸法の特徴は
意識のコントロールが外れて無意識領域のエネルギーが表出することにあります。抑圧された感情や感覚が蘇ったり、ビジョンを見たり、退行現象が起きます。そうした現象を意識の変性として捉えます。
激しい呼吸を一定時間続けると野生のエネルギーが目覚め、硬直した意識が解体されていきます。そして、内面のより深いところでの気づきが生まれます。そうした体験は異界への旅として考えることもできます。
社会というのは基本、「やらなければいけないこと」と「やってはいけないこと」で構成されています。ということは、僕たちはすでに束縛の世界に棲んでいる。そして、自動的に身心を抑圧しています。「活性化の呼吸」は身心に揺さぶりをかけてエネルギーを解放し、自らを刷新していくために行われています。
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