浄化の呼吸法
からだはうすの「浄化の呼吸法」
私たちの身体や心は疲労が蓄積したり、ストレスが溜まると緊張して硬くなります。
すると、生命エネルギーの流れも滞って老廃物(毒素)も溜まります。
浄化の呼吸は、心身の緊張を緩めて、老廃物を取り除く、いわば毒素を出して、生命エネルギーの流れをスムーズにする方法です。
それは、喉を軽く圧して咳を出すことです。何度か繰り返すとすぐに咳と一緒に唾や痰が出てきます。そして、大きな咳になると全身を一瞬にして、ぎゅっと絞る作用が起こります。
固まった粘土の塊を柔らかくするときはぎゅっぎゅっと強く圧して柔らかくしていきますが、それと同じ原理です。大きな咳は全身の筋肉が一瞬に締まります。その筋肉反応を利用して緊張を弛め、塞がっていた呼吸の通り道を開いていきます。
数回の咳で唾や痰だけでなく、老廃物として鼻水、涙、汗、熱が出ます。が、そこで出てきたものは絶対に飲み込まずに吐き出します。
これらは皆水分ですが、大きな咳は緊張して硬くなったエネルギー通路に本来あるはずの潤いを導くものです。
若さとは、「水々しさ」や「清々しさ」から生み出されますが、それは体内エネルギーがスムーズに循環する条件です。「水々しさ」は血液の流れや免疫力や自律神経のバランスに影響し代謝を促進させるのです。
エネルギー通路が滞っている人は咳の音が乾いた音として聞こえます。通路に湿り気がない証拠です。そのような人も咳を続けていると湿った音になってきます。それは、新陳代謝が活性化する予兆として捉えることができます。
では、なぜ喉を押すのかと言えば、喉を締めるだけで、人は簡単に死に至ります。
喉は非常に繊細で敏感な箇所ですから、喉を軽く圧しただけで、逆に生きようとする生体反射が瞬時に起こるのです。
そういう意味で、この咳を出す呼吸は、身体の生きようとする力を利用して行われています。
実際、そのプロセスで自分の身体の詰まっている箇所が実感できます。腹部や肩や胸、喉や頭部、人により様々ですが、普段は感じることのないブロック(抑圧している部分)でも、その硬さをリアルに感じます。
そのリアルさから、内的な感覚、感情、表現などの 心的なエネルギーの状態に気づくこともあります。
そうしたことから、この浄化の呼吸法は、身体と心という生命のエネルギーの両側面に直接働きかけることができる呼吸法といえます。
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では「からだはうすの浄化の呼吸法」は具体的にどのように行っているのか。
下記動画をご覧ください。少々刺激的な映像です。心してご覧ください。
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